いつからボクは・・・依存してん?

藍染×市丸

「・・・ギン、そこにいるのかい?」

「なんですか?藍染はん・・・」

ギンはドアの死角に隠れているつもりだったのか分からないが、霊圧を抑えていないためにすぐに分かった。


「ギンこそどうしたんだい?私の部屋まで来るなんて珍しいじゃないか。」


「・・・・・あい、ぜんは ん。」

急に俯いたギンが途切れ途切れに言った言葉を僕は頭の中で繋げていく。

「ん??なんだい?」



「どこにも  いか  んと、いて?」


ギンの口からこぼれた文字は弱弱しく、淋しげな口調だった。


「急にどうしたんだい?」

軽く笑ってから、ギンに近づいて  そっと顔を覗き込んだ。


常に貼り付けた様な笑みをしているギンとは思えない表情をしていた。

そして、いつもは開かれていない大きな瞳から涙を床に零していた。


「きゅ、急に  淋しくなって ん。」
「あい ぜんは んに、置いていかれる 気   してん。」


嗚咽しながらも一生懸命喋るギンを、なんて可愛いんだろう、と私は思わずギンを抱きしめた。

「大丈夫。私は何処にも行かないよ。」

これは本気だ。

世界が狂ったとしてもギンだけは離すつもりがない。


「ほ、ホ ンマ?」

「あぁ。」

安心したのか余計に涙を流すギンの目を舐めた。


「んんっ。  くすぐったいわあ。。。」

「ギンの目は何時見ても綺麗だね。」

初めて見たときからこの瞳には嘘がつけない、と思っていた。


「あいぜんはんも   綺麗やわぁ。」


「これから私がすることを知ってていってるのかい?」
ギンから返ってきた言葉に少し驚いたが、表情には出さないように気を付けた。



「ボクだけが知ってるあいぜんはんのコトやで?」

そういって僕を見つめるギンがとてもいとおしく感じた。

「ふふふ。ありがとうギン・・・」


私が君を離すことなんて有り得ないよ。

この世界が壊れるとしても、

君の手だけは握っていよう。

If・・・
私が天に立ったら

最初に君を抱きしめよう。


私のためだけにいっぱい鳴いてくれ。
ギン・・・・・


後書

あれ?ゼン様、変態だな、おい!!!!!
一人称が「私」でいいのかなぁ。

でも、「私が天に立つ」って言ってるからね^^

ゼン様も捨てがたいCPですなー。

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